私市円山古墳(きさいちまるやまこふん)
私市円山古墳の情報
事業者・団体・スポット名 | 私市円山古墳(きさいちまるやまこふん) |
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所在地 | 〒623-0226 京都府綾部市私市町円山 |
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事業・活動内容 | 私市円山古墳(きさいちまるやまこふん)は、京都府綾部市私市町にある古墳時代中期の古墳。墳丘直径70メートル、高さ約10メートルであり、京都府下の円墳としては最大規模。 |
PR | 私市円山古墳は、作り出しをもつ大型の円墳です。墳丘の規模は、全長で81m・高さ10mを測ります。京都府内では最大規模の円墳であり、由良川流域では、前方後円墳を含めても、最大の規模を誇ります。 墳丘は、三段築成で構成され、二列の埴輪列を巡らすとともに、由良川から運んだ河原石を葺石として墳丘斜面に敷きつめています。私市円山古墳は、見晴らしのよい丘陵上に造られているため、葺石を古墳まで運ぶだけでもとても大変な作業であったといえるでしょう。 作り出しは、葺石で方形に区画され、その内側と外側に円筒埴輪を樹立しています。造り出しでは、家形・短甲形等の形象埴輪や土師器が出土しました。ここでは、なくなった首長を偲ぶ葬送儀礼が行なわれたことを物語っています。 私市円山古墳は、墳丘規模の大きさに加え、外表施設に埴輪・葺石を有するなど、墳丘の築造にあたって、莫大な労力が費やされていることが理解できます。このことは、とりもなおさず、被葬者の強大な政治的権力を如実にあらわすものと考えられます。 (綾部市資料館より) |
地図 |